カテゴリー: 高橋和宏
登録日: 2011年11月24日 [木曜日] | コメント数: コメントは受け付けていません。
サイゼリアの創業者の正垣氏が書いた「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」を読んだ。
サイゼリアは、ご存じの通りイタリアンレストランのチェーンストアで、低価格で商品を提供して成長している企業だ。
正垣氏は、コンサルタントの渥美俊一氏(故人)が主催するペガサスクラブで経営を学んだ。
ペガサスクラブは、ダイエー、イトーヨーカドー、イオンなどの日本の流通業を創業間もない時から指導し、日本を代表する企業に育て、その後、ヤマナカ、バロー、ベイシアなどのスーパーマーケット、すかいらーく、吉野屋、マクドナルドなどの飲食業や、ニトリ、しまむら、アルペンなどの専門店、ホームセンター、ドラッグストアなどの業態も参加している。
私がいま通って勉強している「革真塾」を主催している井崎先生もペガサスクラブで学んだ渥美先生の弟子である。
本の中では、私が革真塾で学んでいること、そのままが語られている。
経営の原理原則を忠実に素直に実行してきたのがサイゼリアの創業者であり、その行動が会社を伸ばしてきたのだと思った。
サイゼリアの価格は確かに安い。
世の中では「安売りは良くない」と言う声をよく聞くが、この本を読んでそれは違うと思った。
一定の品質を保ちながら、商品、サービスを安く提供すれば、消費者が恩恵を受けることは間違いない。それによって、消費者は多くのものを食べ、着て、使うことができて豊かな生活を送ることができる。
消費者の暮らしを豊かにするために、経営技術によってコストを下げて安く提供することはすばらしいことである。
サイゼリアはいかに低価格で良い食事を提供できるかをとことん追求していることがわかる。
すべて、科学的に裏付けされた安さなのだと言うことが本書を読むとわかる。
たとえば、契約農家による食材の生産から流通、加工、提供までバーティカルインテグレーションを行っていること、店舗での動作、用具などすべて科学的に分析しもっとも効率的な方法を追求していること、そして、ストアコンパリゾンで競合店の分析を怠らないことなどだ。
本書は、飲食業のみでなく、業種を超えた経営の原理原則を学ぶことができる内容だと思う。一読をお勧めしたい。
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